光線と カバラ 生命の樹

秘教的心理学と十二光線の化学
七光線は、神が顕在化するに際して最初に行った識別のことであり、神の表現の具象形態における全分野を規定するものである。また、七光線は神の七つの資質を表す七つのタイプの力の具現でもある。その七つの資質は、神の無限の宇宙全域に存在する物質や形態に対し、七つの影響力を有するものである。大いなる七つの光線は、次に示す七人の大いなる存在が具現されたものである。
  1. 力ないし意志の主
  2. 愛と叡智の主
  3. 活動知性の主
  4. 調和と美と芸術の主
  5. 具象的知識と科学の主
  6. 献身と理想主義の主
  7. 祭儀的秩序ないし魔術の主
事実、光線はきわめて複雑な題材であり、これを理解するための方法や参照枠は数々存在するが、光線についての研究は、現代社会においてはほとんど知られていない科学分野に属している。中略
光線には、占星術さえも及ばぬ重大な意味合いがあるが、本章で述べる内容は、地上界での霊的探究の道にまつわる事項の九九・九九パーセントに関りをもつ人あっても、いまだかつて論じた経験がないはずである。自分自身と世界を全体として捉えるうえで、光線に関する知識は、もっとも重要な精神的ないし霊的科学と言えるのではないかと思う。全被造物を統べているのは、それらの光線に他ならないのである。
相(アスペクト)の光線と、属性の光線
ジュワル・クールは自著のなかで、大いなる七光線を、相(アスペクト)の光線と、属性の光線の二つにわけている。
相(アスペクト)の光線
  1. 第一光線・・・・力、意志ないし目的の光線
  2. 第二光線・・・・愛と叡智の光線
  3. 第三光線・・・・活動知性と創造知性の光線
属性の光線
  1. 第四光線・・・・葛藤を通して実現する調和、美、芸術の光線
  2. 第五光線・・・・具象的科学と具象的知識の光線
  3. 第六光線・・・・抽象的理想主義と献身の光線
  4. 第七光線・・・・祭儀的秩序、魔術、儀式、ないし組織の光線
肉体を持つ人間の光線構造
地上に転生している<魂の延長>は、誰もが六種類の光線からなる。すなわち、モナド、魂、<人格>、心識(マインド)、感情、肉体に、それぞれの光線を宿すのである。
モナドの光線と魂の光線は、基本的には当人の全転生を通じて変わることはないが、それ以外の光線については転生ごとに変わる可能背がある。肉体を有する<人格>は、誰でも七光線のうちのいずれかにあてはまる。第四光線から第七光線のいずれかに相当する<魂の延長>は、第三イニシエーションを通過した段階で、最初の第一から第三までの主要光線と混ざり合う必要がある。しかし、肉体をまとうすべての<人格>のモナドの光線は、最初の三つの光線のいずれかである。
進化していない人では、肉体、感情体、メンタル体の応戦が優勢を占める。より多くの自己の実現をとげた<人格>へと進化すれば、<人格>の光線が優位となり、前出の三つの光線がそれに従うようになる。
進化がさらに進み、魂への成極化が始まると、低次自己(ロウアーセルフ)と高次自己(ハイアーセルフ)との間、すなわち<人格>の光線と魂の光線との間に拮抗が生じる。魂の光線が優勢になりその対立に勝利すると、修行者は<人格>としての自己を統御できるようになるため、<人格>の光線は魂の光線に従うようになる。
このプロセスは、第三イニシエーションの後、モナドの光線が流入しはじめるまで続くが、修行者がモナドへの成極化を学ぶと、今度は魂の光線がモナドの光線に従属するようになる。
中略
同じ光線に属する者同士は、近いものの見方をする傾向がある。しかし、これも光線の種類やイニシエーションのレベルによって変わる可能性がある。
たとえば、ともに<人格>レベルで第四光線の性質を持つ二人は、学生時代には共通点が数々あったとしても、それぞれの属する魂の光線が別々であれば、魂の光線への意識の開花があった時点で、二人の間に変化が起きても不思議はないのである。これは、異なる光線に属した人間どうしは上手くいかないとか、打ち解けないという意味ではない。そうした人間関係には他にも幾多の要素が働いているからである。しかし、それでも光線がそこに大きな影響を及ぼす要素であることは変わりない。
第二、第四、第六光線の構造を有する人は、内向的で精神性あるいは霊性に意識が向かう傾向がある。第一、第三、第五、または第七光線の構造を持つ人は、外向的で、形態や具象的世界のレベルに意識が向かう傾向がある。霊的探究の道で全工程の三分の二あたりにいる<魂の延長>は、魂の光線が<人格>の光線を統御しはじめている。霊的志願者や修行者全員が、自身の霊的組成要素である六つの光線の理解に徹底して取り組むことは有益である。
中略
また、光線には、それぞれの人に特定の長所と短所を有する傾向を与える。たとえば、ある光線のタイプに属する人にとってはたやすい心識(マインド)の活動が、他の光線のタイプにはきわめて困難だったりするなどである。そのために肉体を有する<人格>は、全ての資質が発達をとげ、実演されるまでは、転生から転生へと次々に光線を変えることになる。
こうした事実からも、光線に関する知識が、自分自身を知るうえできわめて重要であり、なおかつ心理学の分野においても不可欠な要素であることがわかる。現時点の世の中を見渡してみても、心理学の分野で光線についての理解がまるでなきに等しいことは衝撃的でさえある。このことは今日に至っても心理学がこれといった効果を呈していない、数ある原因の一つである。
中略
光線に属しているのは人間だけではない。国、都市、集団、組織などもまた光線に属しているのであるが、それらは、魂の光線と<人格>の光線だけに限られる。たとえば現在の地上界にある国のほとんどは、いまだ<人格>の光線のレベルで機能している。
魂の光線が、特定の修行者を通して確実な焦点を結ぶことができた時点で、当人は第三イニシエーションを受ける準備が調ったことになる。そして<人格>の光線は、神秘的な消滅を遂げる。その時には「敷居に棲まうもの」もすべに統御されており、従属的立場に甘んじている。<魂の延長>すなわち<人格>が転生するたびに、その人が属する光線を選ぶのは魂である。
それぞれの光線は、主として一つのチャクラを通じて機能する。精確な占星術のホロスコープと同様、光線の構造を理解することで、人の性格や、その美点や弱点についての見事な洞察を得ることができる。秘教的心理学や十二光線の化学についての学びは、占星術の学び同様に重要である。実際、光線が神の無限の宇宙領域の星や星座の創造に先行し、それらにも影響を及ぼしているという事実を宇宙レベルに立って照らしてみれば、光線はその重要度において占星術にも勝る可能性がある。
人は自分の光線の構造中に持っているいないにかかわらず、すべての光線を利用できることを知っておくことも大切である。十二光線のいずれであっても、個人レベルあるいは惑星レベルの奉仕の目的で、その光線と資質とを召喚できるのである。
ジュワル・クールは カバラの知識を降ろしきれなかったのか・・・
詳しくはわかりませんが、秘教学 とか 神智学 だと カバラも入っている気がしますが・・・
あぁ、J・Dストーン博士が カバラの知識が薄かったのかな?
ここに書かれている 光線を カバラの 生命の樹や カバラ数秘術の運命数「セフィロトの木」と 重ねると不思議なことにいろいろ見えてくるのですよね。
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このパスも 深い意味がある感じがしますが・・・(笑)
いや、30年くらい読めていなかった本ですが(笑)
今になって深いなーーーと理解できる部分がチラ見で見えてきました(笑)
こちらも、カバラの宇宙が読めなくて、だったら入門チック?って思ったら大違いの本でした。
20年近く読み終えておりません💦
タイミングなのですねーーー
次からは少しこの カバラの経典や カバラ数秘術と 光線を合わせて 自分なりにまとめてみようと思います。
この学びに心からの愛と感謝を込めて・・・・
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   
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